プログラム 考え方の基礎 正常処理より異常処理を重視せよ
今週はサーバーのメンテ予定があり金曜夜から日曜まで作業のため
ブログが少し止まっていました。
まあ泊まり込みではないのでちょっとした合間に書いてます。
本来サーバーメンテは分野が異なるのですが、人手と技術者不足のため
借り出されてます。
年末年始を安心して迎えるための苦労なのでいた仕方ない苦労です。
今回はプログラムを作成するうえでの見えない苦労がみんなを救う話です。
プログラムを作成したことがない方や初心者は本来の目的を達成するためだけの
処理さえ作成すればよいと思いがちです。
ただし、その本筋の処理が正常に実行されればよいのですが、色々な要素が重なり
異常な処理を起こしてしまうことがあります。
それを防いだり、事細かく表示してあげたり、ログを残して開発者に報告をして
改善をする「異常処理」が「正常処理」以上に重要となります。
この異常処理は普段は日の目を見ないのでユーザーにとっての徳は何もありません。
むしろ開発コストがかかるので「カット」しろと言われることの方が多いです。
でもこの「異常処理」は「正常処理」とセットなのです。欠いてはいけません。
大事な事なので2回言います。「セット」なのです。
例えばカナを入力する欄にひらがなを入力してしまったとします。
このままデータを登録されてしまうとせっかくカタカナで統一しようとしていた値
が崩れてしまいます。そこで異常データが入らないように入力チェックを入れたりします。これが異常処理です。
また、作成したプログラムにバグがあった場合に、どの処理でどんなことが起こった
のかを詳細にログにはき出すことにより、プログラムの早期改修が行えます。
私の経験談で素人社内SEの方が作成したプログラムはこの「異常処理」がほとんど
なく、プログラム言語が標準で出力するわずかな情報のみで調査をするというまさに
雲をつかむような大変な作業をさせられた事が多々あります。
前回の「関数」の話でも少し書きましたが、この異常処理をきっちり制御できる方の
プログラムは「関数」の使い方も絶品です。
速攻その技術は頂きます。
実際どんな優秀なプログラマーでも作成したプログラムに1割以上はバグが潜んでいます。テスト工程でそれらはほとんど取り除かれるのですが、この異常処理を怠っているとバグを取り忘れてしまい、リリース後に重大な問題となることがあります。
正常処理は出来て当たり前の世界ですが、この異常処理を完璧に出来る方は優秀な
プログラマーなのでどこででもやっていけると思います。
本日も短い時間でしたがお付き合い頂いてありがとうございます。
今回も私の好きな曲を紹介してお別れです。
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